鹿児島市K様邸 一部屋まるごとリノベーション

9帖に詰まった世界

長年、住み続けると月日の経過とともにライフスタイルは変化していくものです。
新築当時小さかったお子様も、成長して大人になり家を巣立っていく。
そして新たな家族と一緒に里帰り。

息子さんご夫婦がお孫さんを連れて里帰りしたときのために、使っていないお部屋のリノベーションをご依頼いただきました。
生まれたばかりのお孫さんとお嫁さんが滞在する間、わくわくして過ごせる空間にしたいとの新米おじいちゃまとおばあちゃまのやさしさがいっぱい詰め込まれた空間です。

リノベーション前
リノベーション後

ひと続きだった約9帖のフローリングのお部屋に、畳、無垢材フローリング、収納をつくりました。
引戸だった部屋の入り口も、造作のドアへ換えました。


収納スペースとフローリングに壁で仕切ったときに、既存の窓が邪魔になってしまいます。
窓を取り換えてしまうと、外観も変わってきます。また金額も上がってしまうのでこの窓を残しつつ、見栄えも悪くならず アンティークな空間の雰囲気を損なうことない方法を考えました。造作のルーバー扉を設置すると、日中は隙間から光を入れることもできますし開閉もできます。夜間はカーテンの役割をしてくれます。収納スペースにも窓から明かりが差し込みます。窓もリノベーション前と同様に開閉できますので、風を入れることもできます。

まだ生まれたばかりのお孫さんのため和室も必須でした。
程よく囲われているので、お嫁さんにも落ち着く空間になっています。

収納は壁で仕切り、生活感を隠せるおしゃれな造形壁です。